高校生の時に、開祖の著書『秘伝 少林寺拳法』を読んで、少林寺拳法に入門し、武専に入学した頃から、漠然と「いつかは道院長に」と思っていました。
でも、一番のきっかけは2002年に子供を授かったことです。
子供が生まれて、人の親になったとき、道院長になって、自分でこの子に少林寺拳法を教えてあげたいと思いました。
ちなみに、道院長になるまでは、子供は好きでしたが“子供たち”は嫌いでした(笑)。
(今は子供たちも大好きです)
『まんべんなく』
一言でいえば、まんべんなく、丸ごと少林寺拳法を味わってもらうということでしょうか。作務や鎮魂行、学科(法話)、基本は毎回必ず行っています。技法も法形の修練が大半ですが、演武や運用法も一通り学ばせるようにしています。
『体験重視』
「聞いたコトは忘れるが、見たコトは覚えている。そしてやったコトは理解していく」ということで、本山の帰山行事に参加したり、本山の講習会や武専に通う事を勧めたり、大会や各種行事への参加も積極的に呼びかけています。儀式行事も、ただ出席するのではなく、拳士が「楽しいから参加したい」と思えるよう、工夫しています。
『道院は母港』
拳士は普段、学校、職場、家庭、地域という社会の海に出港しています。そうした拳士が定期的に帰港し、活力を充電し、身心を成長させられる母港が道院だと思っています。進学や仕事の都合で休眠した拳士にとっても、いつでも戻ってこられる母港であることを目指しています。
また道院=ひとつの家族として、「道院是一家」「以武会友」もコンセプト。
一方で、自分の道場の殻に閉じこもらないよう、風通しのいい道院になるよう心がけています。
我孫子道院の専有道場は、964年(康保元年)開山の子ノ神大黒天の境内にあります。眼下に手賀沼が広がる好立地で、清らかで静寂な、修行に最適な環境が整っています。
また、面倒見のいい拳士が多いのも我孫子道院の特徴。「みんなの中で、みんなとともに成長、上達していく」という考えが浸透しているので、自分の修練を大事にしながら、後進の手助けも惜しまない有段者が増えています。
4歳から60代まで、約40人の拳士が在籍しており、そのうち13人が女性で、親子で修練している拳士も8組。このことからも道場の雰囲気の良さは伝わると思います。
「稽古は楽ではないかもしれないが、楽しくはできる」がモットーです。
我孫子道院の特徴は一言で言えば「家族のような道院」です。
道院には小学生から社会人まで幅広い年齢層の拳士が一緒に修行しています。
所属拳士はみんな「少林寺拳法が好きだ」と胸を張って言う拳士ばかりです。
女性や親子で修行している拳士も多く、明るく元気の良い道院です!
稽古中はみんな楽しく真剣に稽古をしています。
熱中しすぎて時間を忘れてしまう事も!?
先生や先輩から厳しい愛のムチが飛ぶことも事もありますが、
時には厳しく時には優しく仲間達と一緒に成長できる道院です。
(M・I助教 20代)