前道院長の水野剛俊先生が体調を崩され、道院長の継続が困難となった。
道院存続のためには幹部拳士の誰かが引き継ぐ必要があり、その中で水野先生が体調を崩された直後から先生の代理として道院運営を行っていた私が水野先生の後押しもあり「引き継ぐのは自分しかいない」と決断し、先輩・幹部拳士の承諾をもらって引き継ぐこととなった。
自分には子供がいないので、少年部の拳士は全員我が子と思い、常に真剣に接していきたいと考えています。
自身の子供時代を思い起こすと、小学生の頃の大人との接触や関わりというのは、将来大人になっても記憶に残り、特に魅力のある大人との交流は一つの財産になり、今後の人生において必ず役立つと思います。そのような良い影響を与えられる魅力的な指導者でありたいと思っています。
一般の拳士に対しては、日頃のストレスを発散してもらえるように、全員がいい汗をかくと共に体力の維持・向上も図れるように「準備運動(ミット突き・蹴り)~基本練習~運用法」では時間をかけて動きを伴う練習をするように心がけています。
道院長として少林寺拳法の技術面の指導を基本に忠実に実施していくことはもちろんですが、その他日常生活面においても、例えば少年部の拳士からすれば私はお父さんお母さんよりも年上であり、人生の先輩としてご両親とは別の立場から相談に乗り、色々なアドバイスができるのではないかと思います。
そこで、時には厳しく、時には優しく、拳士の皆から頼られるような道院長になり、そのようなやり取りが気楽にできるような道院を目指したいと思います。
つまり道院が単に拳法を教える場ではなく、拳士全員(少年部も一般部も)が道院に行けば仲間や道院長がいて、安心して話ができる心が安らぐ場所にしたいと思います。
現在、一般中心で技の探求・基礎体力の維持等、全員で和気あいあいと楽しく修練に励んでいます。また、色々な職業の社会人が在籍しており、全く違う世界の方々と知り合えることも魅力だと思います。
シニア70歳の方から小学生まで在籍しており年代に合わせた指導をしております。
指導者は全員少年部の指導経験も有しておりますので、小中学生で興味のある方も是非見学にいらっしゃってください。
少林寺拳法の一番の魅力は、練習の中で他者と生まれる調和性だと感じています。
また、健康体操や様々なプログラムを通して、老若男女どなたでも自らの選択肢の中で始められる武道というのも他の武道にない強みだと思います。
心身共に充実する少林寺拳法を一緒に楽しみましょう!